逆転の発想もあり

この夏の甲子園。今大会は、ホームランの数が格段に増えているようですね。
これまでの最多記録を破るペースだそうです。
確かに、私が見た時も、下位打線であっても、ガンガン振っているように見受けました。

要因は、今の野球界のトレンドがフルスイングであり、プラス、選手の身体も向上しているのではないかと、あるスポーツ紙に記載されていました。
確かに今はプロ野球もフルスイングが主流になっていますからね、これは時代の流れとも言えるかもしれません。
私の認識では、パリーグから始まったように思いますね、日本では。
交流戦でセとパの力の差を感じた一つの要因でした。

また、フルスイングをするには、身体に力がないと出来ませんので、それに伴い、基礎トレーニングにも重点を置いて練習をしているのかもしれません。

ここで私が思うには、このようにフルスイングがトレンドであるからこそ、逆にコツコツ当てる選手にチャンスが出てくると思います。

もちろんその選手のタイプにもよりますが、自分の今の実力を客観視し、もしもチームにいないタイプであれば、その選手に需要は出て来るはずです。

打線とは字のごとく、線でつなげていなければなりません。ブンブン振り回す選手だけでは、そうそう繋がるものではありませんから。ですから試合の流れを見ながら、対応できる選手が必ず必要になります。

そして何より好投手の前では、そうは打てるものではありません。ファールで稼ぎならが四球を選ぶとか、相手の嫌がることをする選手がいないとなかなか攻略はできません。

今、この時代だからこそ、逆を狙い、自分のタイプを見極め、チャンスを見出す。
発想を変えるのも一つだと思いますね。
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才能に嫉妬

勝負の世界の虚しさ、、、、。やはり努力だけではどうしようもない世界だというのを改めて感じます。
これって、その世界にいる人間にとっては非常に残酷です。
というのも、楽天のオコエ選手のこと。

彼は今年キャンプ序盤でリタイアし、首脳陣に大目玉を食いました。
オフの過ごし方に問題があったのでしょうね。
そして怪我をして手術もしました。ちなみに彼、まだ高卒2年目の19歳。(20かな)

その選手が、半年後の今、復帰して一軍で活躍しています。
シーズンが佳境で、この一番大事な時期に。
ブランクや諸々のことがあっても、半年後にこのように活躍しているんです。
もちろん本人が反省?し、行いを改めて、ここまで来たんだと思います。

でも、こう見ると、スポーツの世界って本当に才能の世界なんだと思います。

今、楽天の外野手、二軍にいる選手の中には、彼がリハビリしている最中も、もっと言えば、オフもシーズン中よりも猛練習をしていた選手はいるはずです。そして、それを何年も繰り返している選手もいるでしょう。いや、むしろそういう選手の方が多いでしょう。
しかしこのようにオコエ選手の活躍を目の当たりにして、どんな思いを抱いているか、、、、・
彼らは、実に複雑な思いをしているでしょう。これは楽天に限らず他球団の同じ境遇にいる選手も。

これってズルイと思いたいのですが、実際に目の前のプレーで、そして数字で結果を見せられると、文句一つも言えません。まさに結果が全て、結果のみ善の世界です。

これは、特に近いところで見ている選手には、心折れると思います、、、、。

スポーツは小さい頃から、体育、つまり授業の一環で行なっていましたら、真面目にと言う前提がついて、どうして咀嚼出来ないところもあるんです。
しかし現実問題、私生活に問題があろうと、性格が悪かろうと、結果を残す選手が一番強いんです。(これはオコエ選手のことではありません。私が現役時代に見て来た中で感じたことです)

しかし、この残酷さこそ、プロなのかもしれません。これは芸術の世界でも当てはまるかもしれません。
「素晴らしい選手=素晴らしい人間」 が決して当てはまるわけではないわけですね。

だからこそ、浮世であり、たくさんの人々が憧れる世界なのかもしれません。

しかしだからと言って、力があれば何でもありではありません。
歴史にもあるように、奢れるもの久からず、、、、栄華は未来永劫ではありませんから、いつか衰えた時には、周囲は手のひらを返すことでしょう。

私もプロの世界を見て来ましたが、この世界、性格がきつい、悪いくらいでなければやっていけないかもしれません。
ただ本物のスーパースターは全てを兼ね備えていると思います。
そのような嫉妬さえも超越している存在でしょうか。
そして今のプロ野球選手は昔よりはるかに好人物が多いということも確かだと思います。

ただ、穿った言い方をすれば、それが昔より癖のある面白い選手も少なくなったと言えますけどね。

終戦記念日

今日は甲子園が雨で順延。
終戦記念日の今日、先人の方々に敬意と哀悼の意を捧げ、思いを馳せることが大切ではないでしょうか。

今、日本は北朝鮮問題が緊迫していますが、この中止は、球児たちにも我々にも、今一度、改めて戦争について考えるように、野球の神様が用意してくださったものかもしれませんね。

辞任

ロッテ伊東監督が今年限りで辞任を発表。
シーズン途中で、しかもまだ二ヶ月も試合が残っている中での発表は異例と言っていいでしょう。
勇退でもありませんしね。

ここで言えるのは、伊東監督への求心力は間違いなく低下すること。
これは監督自身は相当やりづらいはず。
そりゃ、そうでしょう。選手は来年はいなくなる監督の顔色を伺う必要はないんだから。
これはコーチも同じ。伊東さんと一蓮托生のコーチも辞めることになるでしょうから。

選手はこのパワーバランスに非常に敏感です。

それでも監督自身が敢えて自らが言うことになったのは、おそらくですが、フロントとの関係がうまくいってなかったのかもしれませんね。あくまで想像なんですが。

伊東さんの、抵抗というか、意地というか、そんな気がします。

さて、私はプロ3年目にシーズン始めに監督が途中休養した経験があるのですが、その時の監督さんが連れてきたコーチ陣は、その後に急に優しくなりましたね。
本当に人が変わったくらいに。

選手も、今でいう忖度する必要もないので、お互い肩の荷が下りたように、なんでしょう、コミュニケーションがスムーズになったような気がしました。
もっと早くこんな関係であれば良かったのにと思った記憶があります。

ただシラけたのは、そのコーチ陣の一人の方が、試合中に、僕ら選手に
「なんか仕事ないかな、、、そうだ、試合中に選手の車を洗車するからその時はよろしくね」なんて冗談だが、本気だかわからないことを言っていましたね。それまでは試合中に冗談さえ許さなかった人なんですが、、、、。

しかし、そういう人は生き方が上手いんでしょう、見事翌年は他球団でコーチ職をしていました。
その後に会った時に真面目な顔で話されていましたが、私はまともに受け入れることは出来ませんでした。

窮地の時ほど、その人間の本性が出ますんで。

ロッテはこれから少し複雑な雰囲気の中で戦うことになります。

選手にとっては、今の首脳陣との関係性はそれぞれです。
自分を見出してくれた選手もいるし、機会が減った選手もいるでしょう。


ただプロ野球界は狭い世界です。
いつ今後、どこでどんな繋がりが出てくるかわかりません。

社会人としての立ち振る舞いが大事だと思います。
それもまた人間力です。

多様性

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/211366

この監督さん、面白い。少し過ぎる部分がありますが、今、選手への「自主性」が重んじられている流れがある中、このような監督さんがいるのも、良いんじゃないでしょうか。

この記事の中で、監督さんの
「自主性を待っていたら3年間終わってしまう」という言葉。実に説得力がある。

文武両道がタイトルになっていますが、まずこの論点がずれている。
まず、この学校に入学する生徒はスタートが進学校の生徒とは全く違っている?いたように思います。

育ってきたというか、それまでの経緯が全く違うところからのスタートですから、比較する方が難しいですね。

この監督さんのやっていることは、勉強の前に、野球を通しての人間形成、教育でしょう。
甲子園は、あくまで目標設定であり、一番は人間教育をされているように思います。

私は、指導法に、絶対という正解はないと思います。人によって合う、合わないがあるだろうし、好みもある。
それは当人しかわかりません。

だからこそ多様性がある方が良い。そして選ぶのは本人です。

甲子園を目指すのではなく、ゆる〜く楽しい野球もあるし、厳しい野球を自らやりたい人もいるだろう。その厳しさが後々生きる糧になればと願う親御さんもいるでしょうし。
全ての子供達がプロを目指し、上で野球をやりたいわけでもないし、やりたくても、能力的に高校で終わらざるを得ない子供達が多いのも事実です。

危惧するのは、現場を知らない人間が机上論だけで聞こえの良いことばかりを言わないこと。
高校野球の指導者がどれだけ大変であり、きつい環境であることか。
これはやったことがないと言い切れません。

もちろん、それは私にも言えること。


この監督への是非はあると思いますが、私は一つの考え方として印象に残りました。

プロフィール

フェニックス

Author:フェニックス
元プロ野球選手のブログ。
現在、セカンドキャリアとしてプロスポーツ選手のエージェントを務める中で感じたことを綴っています。自分の選手としての経験と、エージェントして現場に身近にいる人間のブログ。

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