公式球

WBCの使用球について、各選手が違和感を感じています。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/1735962.html

これは、今に始まったことではなく、これまでメジャーでプレーした選手はみんな感じてることでしょう。
あまり、これをクローズアップしてもね。
条件は各チーム一緒ですし。選手も過剰に意識するだけです。
あくまでも言い訳の材料にはして欲しくないかな。

裏を返せば、日本のボールは本当に素晴らしい。湿り気(ヌメリ)があって、重さ、形も完全に統一されています。
これぞメイドインジャパン。日本人の器用さ、そして勤勉さを物語る代物です。
でも、これでも投手から言えば、球場や季節によって微妙に違いました。
昔は各メーカーが製造していましたから、同じサイズでもメーカーによって全然質感が違いました。これは打者も同じで、打って重いとか飛ばないとかあったと思いますよ。
選手も、それぞれ投げやすい、投げづらいボールがありましたね。
それぐらい、投手の指先は非常に繊細です。
昔はエースの好みによって、ボールも決めていたという話も聞いたことがあります。
ホームのマウンドも然りです。まさにエースの特権です。

さて、メジャーの公式球は微妙に違うようです、形もサイズも。
これは以前より言われており、特に海を渡った投手が、最初にぶち当たる壁です。
マウンドの硬さもそう。
松坂投手なんて、マウンドの硬さが故障の原因なんて記事もよく見ました。

でも今思うと、パイオニアである野茂投手は、絶対にそんなことは言わなかった。
おそらく当初違和感があったでしょう。それで調子を崩したこともあったかもしれません。
でも彼は、それを言い訳にしたことがありませんでした。
このメンタリティーでしょう。他にも困ったことがあったはずです。
でも、このメンタルの強さがメジャーでやっていけた要因の一つだと思います。
タフさとでもいいましょうか。

今ほど、情報も発達していなかったので、選手もある意味、鈍感だったかもしれません。

私は選手時代に2年間、スプリングキャンプをアメリカアリゾナのメジャーの施設で行いましたが、マウンドの硬さなんて、全然気にならなかった。他の選手も、これが原因で故障したとか、調子が悪いなんて、少なくとも周囲にはいなかったですね。おそらくいつもと違う箇所が張るなぁ〜とは思ったかもしれませんが、それはこちらの環境だから仕方ないぐらいの感覚だったと思います。それよりも天然芝で打球の勢いがなくなるので、打球処理が大変でした。
しかも当時、GMに広岡さんを迎え、連日午前中は投内連系ばかりで、、、
お陰でかなり守備は向上したように思います。

強いて違いを言えば、乾燥しているので日本よりボールが速く計測されるし、打者も打球がよく飛びました。ある意味、気持ちいい勘違いです。
それよりもアリゾナの澄み渡る空、そして広々とした大地に触れて、目先の結果など気にしない爽快感が一番の思い出ですね。悲壮感が出てこないというか。
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Author:フェニックス
元プロ野球選手のブログ。
現在、セカンドキャリアとしてプロスポーツ選手のエージェントを務める中で感じたことを綴っています。自分の選手としての経験と、エージェントして現場に身近にいる人間のブログ。

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