残念

西武のドラフト一位今井投手が肩痛でキャンプを離脱、病院で検査へ、、、と。
キャンプが始まってまだ3日。しかも投球練習はたった1日だけ。
なんだ、こりゃって感じです。
今井選手は本当に可哀想です、、、。言っちゃ悪いですが、残念なプロ生活のスタートを切ることになりました。

これ、実は以前より気になって見ていました。
と言うのは、球団は最初、彼を二軍でじっくりと育成する方針でした。
それは菊池雄星選手のルーキの時に、急がせてしまった為に故障を誘発してしまったことへの教訓からです。
菊池投手は、去年ようやくその実力を発揮しましたが、その道のりは決して順調ではなかったはずです。
もっと早い時期に数字を残せただろうし、その間、本人も球団としても損をしたことになります。

だからこそ有望な高卒新人には無理をさせない、、、これが雄星投手から学んだ育成法だったはずです。
しかし、また同じ間違いを繰り返すことに、、、

記事によると、今回の一軍には新監督の強い意向があったようです。
球団も新監督でもあるしと譲ったところもあったんでしょう。

それでも渡辺SDは投球数などには縛りをかけると懸念していました。
その懸念がたった一回の投球練習で生じてしてしまったわけです。
SDにしてみれば、「ほら、言わんこっちゃない」でしょうね。

検査結果はおそらくそんなに深刻ではないと思いますが、これまで自主トレで積み上げてきたことが全部白紙になります。
もちろん彼の一年目のプランもね。もしかすると夏以降にもと言う期待も遅れるでしょう。

結局は、みんなが損をしたことになります。

今回の新監督の責任は実は大変重いと思います。球団が今年1位で獲得した大事な大事な資産です。
彼への将来へのビジョンは、チームのローテションの中心として長い間活躍してもらうものです。
普通の選手とは期待値が違いますし、払った金額も大きいわけです。
もちろん、今井選手が一番辛いと思います。

おそらく野手出身の方ですから、投手の微妙な細かいデリケートな部分がわからないのかもしれません。
と言うか、わかる方が無理があります。
野手から言わせると投手をする人は変わり者が多いと言われますしね。

確かに自主トレで今井選手の投球を見れば、使いたくなるのは当然です。
新監督はそれでなくとも新しいものが大好きですから。

しかしこれがキャンプが始まり、ユニフォームを着て、多くのメディアや評論家がいる中でまだ高校生が入ったらどうなるか、、、、
エース級が投げている姿を見ると、そのレベルの違いに必要以上に力が入ることは誰が見ても明らかです。
もっと言うと投げるだけではありません。練習のレベル自体に驚くと思いますよ。
まだ一軍にもろくに出ていない選手でも、その動き、身体の大きさに、カルチャーショックを覚えたはずです。
おそらく「俺、この世界でやっていけるのかなぁ」と思ったことでしょう。
だって自分より下手な選手がいないんですから。

それぐらいにプロ野球は凄いんですよ。

それでも直ぐに対応出来るのは、飛び抜けた実力、そしてメンタルの強い選手でないとなかなか難しいものです。
松坂投手や藤浪選手クラスです。

では今回、実際に、そこまで綿密に確認して連れてきたかどうか、、、

仮に二軍にいても、今までの野球とのレベルの違いに驚くと思いますけどね。
だからこそ、その乖離を少しづつ埋めていくには時間と慣れしかありません。
よく「プロの生活に慣れろ」とはそう言うことなんです。


これは日本野球界の課題ですが、チームの編成の舵取りはやはりフロントが持たないといけません。
中長期でチームビジョンを作るのはフロントですから。

GMが素材を提供し、それで戦うのが指揮官です。

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Author:フェニックス
元プロ野球選手のブログ。
現在、セカンドキャリアとしてプロスポーツ選手のエージェントを務める中で感じたことを綴っています。自分の選手としての経験と、エージェントして現場に身近にいる人間のブログ。

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